妥協が必要なケースがある
分譲住宅とは、新築の一戸建て住宅の総称であると同時に、土地と建物がセットになっているなどの特徴を持ちます。住宅を購入する時には土地が必要不可欠、注文住宅の場合は土地と建物がセパレートになるため、最初に土地を購入する、そして建物を作る工務店を探すなどの手間が掛かるわけです。その点、分譲住宅は2つがセットになっているので、土地探しから始めなければならないなどがないメリットがあります。
その反面、建物は住宅を販売する会社が設計を行っているので、場所が気に入っても間取りがライフスタイルに合わなかったり、利用している設備に難があってもそれ以外の部分で気に入れば購入するなど、100%の満足感が得られないデメリットが生じるケースもゼロではありません。そのため、分譲住宅のデメリットは、必ずしも満足できる家を買うことができるわけではなく、立地条件や価格帯などに応じてある程度の妥協が必要になることも少なくないわけです。
中古の分譲住宅を買う前に意識したいデメリット
中古の分譲住宅は新築のものに比べて、非常にお買い得な値段で買えます。若い年齢でマイホームを持つ事は、現実問題として厳しい面があります。しかし新築にこだわらず、中古の分譲住宅の分野で探せば新婚カップルでも、十分経済的に負担にならない形で、夢の我が家がゲット出来るのです。
ただし、そこにはデメリットが色々とありますので、予め理解して上で決断しなければいけません。以前暮らしていた家族の生活感が残されている場合があり、壁に子どもの落書きがあったり、床に染みや傷、トイレに経年劣化の汚れやお風呂にカビがあったりします。家自体はお買い得な値段で買えますが、そういった古さやダメージを改善するためには、別途リフォーム工事が必要なのがデメリットです。
またトイレや台所などが比較的綺麗でも、分譲住宅が建てられた頃に施工された設備になるため、今現在の物と比較すると、使い勝手が悪い可能性大です。多くの購入者は後でリフォームをしており、購入費に加えてリフォーム工事費がかかるので、総合するとコストは激安というわけではありません。